ASUS Vivobook E200HAをChormebook化して、しばらく利用したので、そのまとめです。Chromebook化を検討している方の参考になれば幸いです。
まとめ
- 動作はキビキビしているので、ウェブブラウジングや文章を書くといった用途ではWindowsより全然いい。
- 一部、ハードウェア上、ソフトウェア上の制約があるので若干の我慢が必要。
- とはいえ、Chromebook化してからASUS Vivobook E200HAの利用頻度は上がったのでおすすめ。
詳細
Chromebook化に至った経緯
- Windows 10マシンとして利用していたが、動作がもっさりしていてかなりストレスだった。
- Office系のソフトの利用もゼロではないものの、かなり限定的だったので割り切ってChromebook化することにした。
Chromebook化の方法
- 端末内のデータをすべて退避。
- Cloudreadyからソフトウェアをダウンロードしてインストール用のUSBディスクを作成する。
- 手順については、かなり多くの記事が存在するのでそちらを参考に。
- 躓きポイントを調査しながらの作業なのでトータルで2-3時間くらいかかった。
- ASUS Vivobook E200HAの独自のハマりポイントはいくつか存在した。
Chromebook化のハマりポイント
- ASUS Vivobook E200HAでインストール用のUSBメモリのインストールディスクの作成は、本体のeMMCの空き容量がないと失敗する。eMMCは16GBしかないので、他のマシンで作成するか、空き容量を作ってから作業すること。
- さらにASUSのUSBドライブは右側のものと左側のもので仕様が若干異なるようで、インストールディスク作成に片側で失敗したら、反対側で実施してみること。
- ASUS Vivobook E200HAのBIOSの起動方法は一般的な方法と異なる。起動時のキータイプではBIOSを起動できない。UEFIモードからBIOSを起動する必要がある。
- 起動用のUSBメモリはChromebook化後に再フォーマットをしようとしたらエラーになり、完全に使えなくなった。
Chromebookにおける制約事項
- 本体スピーカーおよびイヤホンジャックから音声出力ができない。Cloudreadyのv87でASUS Vivobook E200HAに搭載されているCPU(Cherry Trail)の音声出力の改善がなされたとのリリースノートがあるが、ASUS Vivobook E200HAでは音声出力はできなかった。そもそもドライバが存在しないことが原因らしい。
- 音声出力については、bluetoothかUSB経由で出力する必要がある。
- CloudreadyでのインストールだとAndroidアプリのインストールができない。(市販されているChromebookだとAnderoidアプリのインストールが可能。)何かしらの方法はあるようだが、かなりハードルが高そう。そこまでやるならChromebookを買ってしまったほうがいいレベル。
- キートップに印字されているものと実際のキータイプの挙動が異なる。全角半角の切り替え、タッチパッドオフが動作のファンクションキーが効かないなど。
Chromebookにしてよかったこと
- 起動が超高速。10-20秒くらいで利用できるようになる。Windows 10のときは1-2分くらいかかっていた気がする。
- 文字入力も高速。Windows 10のときは文字変換で一瞬モタつくことがあったが、Chromebookではそういったことはない。
- Webブラウジングも高速。高級なマシンほどではないけど、ストレスは感じない。Windows 10のときはスクロールがカクカクしていたことが多かった。
- 小さくて軽いマシンなのでさっと使おうとか、持ち歩こうという気持ちになる。